〈連載〉繊維強化プラスチック短信 第48回 FRP製ノーズコーンによる超音速機騒音抑制
2026-04-17
日本工業出版社発行の月刊プラスチックスで連載中である「繊維強化強化プラスチック短信」で、
CFRP製のノーズコーンによる超音速機のソニックブーム抑制に関する記事が掲載されました。
FRPの剛性の高さを活用し長尺ノーズコーンを実現
超音速旅客機の開発は日本を含む複数の国で開発が進められています。
ここでキーになるのがソニックブームによる騒音の抑制です。
連載記事でご紹介したコンセプト機X-59では、機体の先端部品であるノーズコーンを細長くすることでソニックブーム、すなわち衝撃波の再生成を促して騒音を抑制する設計となっています。
この形状を実現するには構造材の比剛性と非強度を高める必要があり、FRPが適した材料として選定された背景があります。
当然ながらノーズコーンの形状だけでなく、エンジンと吸気ダクト配置も重要な要素となります。
搭載するジェットエンジンには複合材の一種であるCMCを搭載
音速を超える移動を実現するには、エンジンも重要な役割を果たします。
当大したエンジンはF414-GE-100という特注のターボジェットエンジンで、LPTブレードにCMCを採用し、部品の大幅な軽量化と耐熱性向上による冷却機構の削減により、効率が向上していることも併せて紹介しています。
耐熱性がそこまで必要ない部分にはFRPを、耐熱性が求められる部分にはCMCをということで、複合材が多く使われているのがX-59の特徴といえます。
編集者の方とは、上記の複合材選定の基準方法について議論を行っています。
本内容は2026年4月号に掲載されています。
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