〈連載〉繊維強化プラスチック短信 第41回 FRP表面のリブレット形状付与による機能化
2025-07-30
日本工業出版社発行の月刊プラスチックで連載中である「繊維強化強化プラスチック短信」で、
FRP表面にリブレット形状を付与することによる機能化に関する記事が掲載されました。
リブレット形状は表面抵抗低減を目的とすることが多い
リブレット形状は鮫肌をはじめとした生物模倣のことです。当該形状は主として表面抵抗を抑制することを目的に導入されます。
表面抵抗低減の効果を語るには臨界レイノルズ数という、層流と乱流、どちらの状態が支配的かを示す数字の導入が必要であり、記事中ではこの数字とナビエ・ストークス方程式との関係について、数学的な意味について基礎部分に触れています。
FRP表面にリブレット形状を導入する際、懸念点も
FRPは積層構成を有する材料ですので、表面に微小形状を付与することは様々な懸念が考えられます。
記事中では本点についてもご紹介しています。
編集者の方とはリブレット形状付与という考えが様々な可能性を秘めていること、そして同時にそれが簡単ではないことについて意見交換を行っています。
本内容は2025年7月号に掲載されています。
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