新年のご挨拶 令和5年
FRP Consultant 株式会社のHPをご覧の皆様におかれましても素敵な新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
動きが少なかった一昨年と比べ、昨年は少しずつ動きが出てきていると感じます。そしてその多くが何かしらのFRPの特性をきちんと活かして製品を仕上げていこうという意思の強いもの、さらには既に動き出しているものなどのご相談も増えたと感じました。
COVID-19で動きを止めるということを続けていても、何も変わらない、何も進まないという実感がその行動の土台となっているのかもしれません。そして、景気の下り坂が見え始めているというのも一因かと思います。
ただご相談いただく事例に関してでいうとその多くは技術的な詰めが甘いもの、形を作ることを最優先にしてしまっているもの、更には技術的な優位性を示すよりも事業で結果を出すという、手順を間違えているようなことも多いと感じます。
FRPはあくまで側面支援の構成材料であり、何よりそれを使いこなすには幅広い技術的知見の丁寧な積み重ねが必要で、主担当である従業員の方々がその知見獲得に向け、日々勉強することが第一歩である、ということはなかなか浸透していないというのが正直な印象です。
ここで効率を求めてはいけないのです。地道で着実な歩みこそが、技術的であろうと事業的であろうとすべての基本です。
いずれにしてもFRPという狭い領域の考えから一刻も早く脱し、より俯瞰的に物事を見る、そして真摯に学ぶという人としての「本質的な姿勢」が重要であると改めて感じます。
人間は考える葦というパスカルの視点は普遍です。
当社のHPでは引き続き「本質」というものにこだわった観点から、情報の発信を続けていきたいと思います。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
令和5年 元旦
FRP Consultant 株式会社
代表取締役社長
吉田州一郎