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〈2021年11月24日Webinar〉FRP材料規格(Material Spec)の基本構造と具体的な書き方

2021-10-04

FRPの材料規格( Material Spec )の作成とその許容値に用いる回帰分析方法の解説を行う Webinar (オンラインセミナー)に登壇します。

オンラインではありますが、昨年講演時間を4時間と設定し、材料規格の基本構成や書き方に加え、当該規格内に記載する許容値の算出法について解説を行います。

申し込みと詳細についてはこちらのページをご確認ください。

 

既に何度も述べている通りFRPは公的材料規格がほとんど存在ません。しかしこれらの前提に目を向けることなく、材料は買ってくるものとして認識し、図面に材料メーカーの品番が記載されるということが今でも行われる、特異な状況が世界中で蔓延しています。

徐々にではありますが、この課題に関する意識が高まってきています。そしてJEC GroupよりJEC Korea 2021において材料規格に関連する講演を依頼されるなど、その関心は海外でも高まっているといえます。

本セミナーでは、材料規格の本質的な目的ともいえる「何か問題が生じた場合にその原因究明を早めるための蓄積データを供給する準備をすること」について改めて確認の上、規格の基本構成について述べます。さらに後半では、過去に技術月刊誌である機械設計でも連載した知見をベースに、規格内に記載される許容値の算出に用いる回帰分析について、外れ値の検定確率密度関数の適合度検定等の分析手順を説明します。

 

Webinar 概要

Webinar 題名:

〈2021年11月24日 Webinar 〉

FRP材料規格(Material Spec)の基本構造と具体的な書き方
~許容値算出に用いる回帰分析の手順~

申し込みや詳細は以下のURLをご覧ください。

https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/5345

日時:
2021年 11月24日(水) 13:00~17:00

会場:
オンラインでの開催です

主催:
株式会社 日刊工業新聞社

講演項目:

1. なぜFRP業界では材料規格(Material Spec)が必要なのか
  1-1. CFRP/GFRP材料の適用領域の変化
1-2. 意外にも多くの方が正確に答えられない材料規格が必要な理由
1-3. CFRP/GFRPは「複合材料」であり「均質材料」ではない
1-4. 「公的な材料規格」がほとんど存在しないCFRP/GFRPの材料規格
 2. CFRP/GFRP製品図面における材料規格
  2-1. CFRP/GFRP製品図面での材料規格引用法
2-2. 試作図面に引用される暫定材料規格
2-3. 量産図面に引用される材料規格
 3. CFRP/GFRPの材料規格(Material Spec)
  3-1. 材料規格の基本構成
3-2. 材料規格の構成詳細
3-2-1. 規格の適用範囲
3-2-2. 参照規格
3-2-3. 言葉の定義
3-2-4. 材料基本要求
3-2-5. 品質基本要求
3-2-6. 材料受け入れ試験
3-2-7. 材料保管、梱包要求
3-2-8. 材料名称定義
3-3. 材料規格作成と議論のポイント
 4. 材料規格に記載する許容値の決定
  4-1. 解析モデルに適用する確率密度関数
4-2. 回帰分析のポイント
4-3. 分散分析とは
4-4. A値、B値とは
4-5. 許容値算出に向けた回帰分析の手順
4-5-1. 外れ値の検定
4-5-2. 同一母集団としてのデータ扱い可否の判断:k-Sample Anderson Darling検定
4-5-3. 確率密度関数に対する適合度検定: Anderson Darling検定
4-5-4. 材料データの製造ロットによるばらつきを考慮した回帰分析
 質疑・応答
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