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月刊 機械設計 連載開始: よくわかる設計者のための FRP 活用の基礎知識

2018-10-22

月刊専門誌である 機械設計 の2019年1月号から「 よくわかる設計者のための FRP 活用の基礎知識 」という題目の連載が開始されることになりました。執筆は弊社代表取締役である、わたくし吉田が担当します。

 

※月刊機械設計の概要等は以下のページでご覧いただけます。

http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0001

 

 繊維と樹脂を組み合わせたFRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)は日本が材料サプライヤとして存在感を発揮している業界です。FRPは「軽くて強い」というその特徴故、1960年代から使われてきている比較的歴史のある材料ともいえます。従来の使われ方として、強化繊維がガラスで繊維が短いものは身近な貯水タンク等に、強化繊維が炭素繊維で繊維長が長いものは航空宇宙や軍需という領域でのみ使われていましたが、ガラス繊維でも繊維長が20mmを超えるようなもの、炭素繊維でも繊維長が15mm以下のものが登場するなど、材料の形態が大きく変化してきています。このような材料の登場により、それらの適用先であるアプリケーションも変化。従来の業界での適用範囲の拡大に加え、近年注目の集まる自動車はもちろん、建築、インフラ、電気電子といった業界での新規適用と適用拡大、またはその検討が進められています。

 このように従来とは異なる領域へのFRP適用というのは業界としても喜ばしいことですが、設計、品質保証、材料、製造といった各技術知見が不足しているために多くの誤解が生じていることは意外にも知られていません。これは適用範囲が拡大した領域において長年培われてきた経験則が時に呪縛となっていることが問題の根幹にあります。

 そこで本連載では、弊社代表取締役の10年以上にわたるFRPの設計研究開発の技術者としての実務と3年間で20社以上のコンサルティング指導を通じて実感している、多くの国内外企業が直面するFRPに関する盲点や誤解について技術的観点からわかりやすく解説します。読者はこれを読むことにより、「扱いが難しいといわれるFRP」を使いこなすための基礎知識を習得することができ、自社でのFRPに関連する研究開発の課題解決や戦略検討/修正の一助になると期待されます。

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※ご参考

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