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MENUMENU

2018年1月から3月 FRPのプロが注目する「業界最新ニュース」

2018-09-28

2018年1月から3月に発行したFRPのプロが注目する「業界最新ニュース」の メールマガジン の総集編です。以下、各メールマガジンの冒頭のご紹介とリンクがあります。

 

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2018年1月

01月15日 3D printing を用いた工場ライン部品生産 Vol.085

<今週の「FRP業界最新ニュース」> ━━━━━━━━━━━━━━━━


今日の「FRP業界最新ニュース」では 3D printing を用いた工場ライン部品生産 、
ということについて書いてみたいと思います。


3D printing 向けの材料を販売している stratasys。

PA12とチョップCFを組み合わせた FDM Nylon 12CF (TM) を用い、
オランダのチョコレート工場の生産ライン部品を作っているとのことです。

FDM Nylon 12CF (TM) については以下のURLで概要を見ることができます。

http://web.stratasys.co.jp/rs/137-ANB-938/images/MSS_FDM_Nylon12CF_ja_170327a_LoRes.pdf

 

 

01月29日 海底油田、海底ガス田への熱可塑性複合材パイプの適用 Vol.086

<今週の「FRP業界最新ニュース」> ━━━━━━━━━━━━━━━━


今日の「FRP業界最新ニュース」では 海底油田、海底ガス田への熱可塑性複合材パイプの適用、
という記事について書いてみたいと思います。


近年注目が集まる熱可塑性FRP。


熱可塑性の複合材料使用に比較的積極的な欧州を中心に、
Airbusなどでは機体にCFRTPを使い始めているというのはよく聴く話です。


また Overmolding で連続繊維のFRP成形物の上から射出成型で輪郭やリブの成形を行う、
といったことも積極的に取り組まれており、
量産性を意識して好調と再編の続く自動車業界へ適用しよう、
といった動きも闊達化しています。



そんな中、海底油田、海底ガス田へ熱可塑性複合材パイプを適用する、
という話が注目されつつあります。

耐腐食性が高いというFRP固有の機能性を十分に活用したコンセプトです。

 

 

2018年2月

02月12日 FRP業界における 東南アジアの雄 COBRA Vol.087

<今週の「FRP業界最新ニュース」> ━━━━━━━━━━━━━━━━


今日の「FRP業界最新ニュース」では FRP業界における 東南アジアの雄 COBRA 
について述べてみたいと思います。


FRP業界でも意外に知らない方が多いのが COBRA 。

設立40周年を迎えたとのことでプレスリリースをあちらこちらで出しています。

http://www.cobrainter.com/news/press-release/


各業界の展示会でも大々的にブースを構えてはいますが、
知っている人は知っているけれども、
知らない方はどこの会社だろう?という感じかもしれません。


実はこの COBRA はFRP業界では勝ち組の一社といっても過言ではありません。

 

 

02月26日 三次元織物のファンブレード Vol.088

<今週の「FRP業界最新ニュース」> ━━━━━━━━━━━━━━━━


今日の「FRP業界最新ニュース」では、三次元織物のファンブレード、
ということについて述べてみたいと思います。


JEC、Composite Worldといった業界サイトで2/21に一斉にリリースされていましたが、
Safran と Albany がLEAPエンジン向けの複合材料部品工場を立ち上げたとのことです。

SafranのHPでもリリースを見ることができます。

https://www.safran-group.com/


工場はメキシコのQueretaroという州で、Safran と Albanyの工場は3か所目とのこと。


作る部品はLEAPエンジンのファンブレードとガイドベーン(ファンブレードの後ろの静翼)。


どのような工場のイメージなのかは以下の動画を見るのが早いと思います。


 

 

2018年3月

03月12日 EVONIKがアクリル系コア材を発表 Vol.089

<今週の「FRP業界最新ニュース」> ━━━━━━━━━━━━━━━━


今日の「FRP業界最新ニュース」では、EVONIKがアクリル系コア材を発表、
ということについて述べてみたいと思います。


ここ最近のFRP業界でよく見られる発表の一つに、

「コア材」

が挙げられます。


コア材という製品はFRP業界では比較的歴史のあるものの一つで、
古くはハニカムというハチの巣構造の材料をコア材に、
スキン層としてUDや織物のFRPを表面と裏面に貼り付ける、
というのは典型例です。


そんな中、スーパーエンジニアリングプラスチックを多く扱うEVONIKが、
新しいコア材を発表しました。

それが「ROHACRYL(TM)」というフォーム材(発泡材)です。


以下のページでリリースを見ることができます。

https://goo.gl/MqSCfp

 

 

03月26日 フランスのIPCが射出成型における温度予想シミュレーションソフト MoldTherm を発表 Vol.090

<今週の「FRP業界最新ニュース」> ━━━━━━━━━━━━━━━━


今日の「FRP業界最新ニュース」では、
フランスのIPCが射出成型における温度予想シミュレーションソフト MoldTherm を発表、
ということについて書いてみたいと思います。

フランスはAirbusのおひざ元という地の利を生かし、
熱可塑性複合材料の研究開発に積極的に取り組んでいる国の一つです。

しかし様々な要因もあり技術という観点では、
Fraunhofer等の圧倒的な組織力でプロジェクトを推進する、
隣国ドイツに差をつけられているというのが現状のようです。


そんな中、フランスが複合材の領域で挽回すべく、
2016年に本格的にスタートしたのが

Innovation Plasturgie Composites(IPC)

という組織です。


125名の研究者を擁し、以下のようなテーマについて取り組んでいくとのことです。

- Design and simulation (parts and processes)
- Processes expertise: Injection, stamping, overmolding.
- Tools design and thermal optimization
- Plastronics
- Composites and smart hybrid materials
- Polymers and composites characterization
- Training
- Expert of the product-packaging combination 
in all its dimensions: Food and environmental safety, 
Stability of packaged products, Service with use and sensoriality.


上記内容を見てもドイツを強く意識した内容であると感じます。


本組織は Federation Of Plastics and Composites の後押しもあるとのことで、
国を挙げての取り組みとなっています。

 

 

まとめ

見直してみると本年冒頭3カ月は、全体として熱可塑性樹脂またはそれをマトリックスとするFRP(FRTP)に関する話が多かったですね。EVONIK のフォーム材や海底油田向けのCFRTPパイプ等、熱硬化とまた異なる観点で検討や適用が進められてきたことを感じています。

熱可塑性FRPはその取扱いがうまくいけば、高分子鎖が絡み合うというその強靭な分子構造に基づいた耐腐食性や靭性という機能性を発現させることも可能です。また高分子を基本とした製品の中で圧倒的な生産性を誇る射出成型に適用できれば大量生産という考えもできるかもしれません。

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

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