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〈2018年7月10日 セミナー 〉CFRP/GFRP 材料規格 解説と必要な 材料試験実施法

2018-05-07

日刊工業新聞社の依頼により、4月12日に東京で行いました 材料規格 ( Material Spec )に注力した講演(セミナー)を大阪で行います。

 

※以下はイベントページ、開催日時、場所を除き、4月の講演時のリリース内容と同じとなっております。

メーカー系企業のサポートをしていてほぼ100%整備されていない材料規格。

CFRPはもちろん、長線維化が進み適用範囲が変化してきているGFRPにおいても材料規格を予め整備し、材料の品質を安定化させる取り組みは今や必須といえます。

 

川上の企業においては川下側からの要望が不明瞭な上、材料の出荷を始めてから追加要件が生じることによる歩留まりの大幅低下が生じる一方でコストへの反映を供しないことから現場への負担が大きくなることはもちろん、企業間の関係が悪化するという事態が増えています。

 

さらに川下側からの目線でいうと材料に関しどのような要件を示せばいいのかわからず、公的規格が整備された金属材料や、機械的 / 物理的 な要件の必要が無く、長い歴史のある樹脂単体材料と同じようにカタログ買いした挙句、試作段階から材料が安定せずに問題が続出し、しかし川上側の企業からはブラックボックスという名のもと情報を一切開示しないというコミュニケーションの不成立により開発が停滞する、という事態も多く見受けられます。

 

上記のような課題を解決するために重要なのは、川上企業と川下企業を同じテーブルで議論させるための「 材料規格 ( Material Spec ) 」の整備です。

 

この材料規格は材料品質という技術的観点はもちろん、見積り精度の向上というビジネスの観点からも必須といえます。

 

しかしながら材料規格に対して知見を有している人材は国内外含めて極めて少なく、必要性を感じていながらも整備できていないのが現状です。

 

今回の講演ではこの材料規格に注目し、理解が進まず、また誤解も多い規格の中身について解説を行います。

またこの規格の要件を決めるために必要な材料試験の推進の仕方や得られたデータの解析法についても説明します。

 

尚、既に材料規格作成の必要性に直面されており、また作成のサポートが必要であるとお考えの場合は、こちらの「コンサルティングメニューのページ」にある中期契約や長期契約を合わせてご検討ください。

 

セミナー開催概要

セミナー題名:

CFRP/GFRP材料規格(Material Spec)の中身とその作成に必要な材料試験実施法?

申し込みや詳細は以下のURLをご覧ください。

https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/1724

日時:
2018年7月 10日(火)
10:00?16:00

会場:
日刊工業新聞社 大阪支社 セミナールーム(大阪府大阪市中央区)

主催:
株式会社 日刊工業新聞社

 

プログラム

1. なぜFRP業界では材料規格(Material Spec)が必要なのか
 1-1. CFRP/GFRP材料の適用領域の変化
 1-2. 意外にも多くの方が正確に答えられない材料規格が必要な理由
 1-3. CFRP/GFRPは「複合材料」であり「均質材料」ではない
 1-4.「公的な材料規格」がほとんど存在しないCFRP/GFRPの材料規格
 2. CFRP/GFRP製品図面における材料規格
 2-1. CFRP/GFRP製品図面での材料規格引用法
 2-2. 試作図面に引用される暫定材料規格
 2-3. 量産図面に引用される材料規格
 3. CFRP/GFRPの材料規格(Material Spec)
 3-1. 材料規格の基本構成
 3-2. 材料規格の構成詳細
    3-2-1. 規格の適用範囲
    3-2-2. 参照規格
    3-2-3. 言葉の定義
    3-2-4. 材料基本要求
    3-2-5. 品質基本要求
    3-2-6. 材料受け入れ試験
    3-2-7. 材料保管、梱包要求
    3-2-8. 材料名称定義
 3-3. 材料規格作成と議論のポイント
 4. 材料規格作成に向けた材料試験
 4-1. 材料試験の一般的なステップ
 4-2. 材料試験推進時の盲点
    4-2-1. 想定されるばらつきを考慮する
    4-2-2. 試験片と試験機の品質への配慮
    4-2-3. 評価吸うr荷重モードの選定方法
    4-2-4. 記録の残し方
    4-2-5. 試験片の作製数と扱い方
 4-3. 静的試験
    4-3-1. 引張試験
    4-3-2. せん断試験
    4-3-3. 圧縮試験
    4-3-4. 曲げ試験
 4-4. 動的試験
    4-4-1. 応力比、周波数の設定
    4-4-2. 荷重制御か変異制御か
    4-4-3. 引張、圧縮、せん断荷重モードの動的試験
 4-5. 物理特性評価試験
    4-5-1. DSC(示唆熱操作熱量測定)を応用した材料品質保証
 4-6. 材料規格に記載する許容値の決定
    4-6-1. 材料データの製造ロットによるばらつきを考慮した回帰モデル
    4-6-2. 解析のポイント
    4-6-3. 分散分析とは
    4-6-4. A値、B値とは
    4-6-5. 解析のステップ
 

質疑・応答

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