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1st International Composites Congress ( ICC ) の開催

2015-07-29

遂に第一回の International Composites Congress ( ICC )  が開催されるようです。

 

EuCIA ( European Composites Indistry Association )の一員でもある、Composites Germany 主催で International Composites Congress ( ICC ) が開催されます。日程は2015年9月21~22日。場所は Stuttgart です。ポルシェやベンツのおひざ元の街ですね。

 

 

CFRP先進国であるドイツが産業主体でこのような国際会議を開催するというのはやはり注目です。

 

そしてプログラムの中身を見てみました。

 

以下が、プログラムです。

http://www.avk-tv.de/files/20150527_mit_link_cg_kongressprogrammweb_2.pdf

 

少しご覧になって気がついたかもしれません。

 

熱可塑性FRPの話題が4割以上を占めているのです。

 

産業界ではやはり短時間成形を売りとした熱可塑性FRPがトレンドのようです。

 

もともと航空業界におけるFRP動向として、北米は熱硬化、ヨーロッパは熱可塑という大まかな役割分担がなされていました。

 

今少しずつFRP業界で勢いを失いつつある北米と比較し、ヨーロッパ、中国はとても活性化しています。

 

そしてヨーロッパは特に熱可塑に早い段階から力を入れていたため、航空機事業で熱可塑性FRPの実績蓄積を着実に行ってきている模様です。

 

熱可塑性FRPについて、個人的には以下のセッションをきいてみたいですね。

– Maßgeschneiderte thermoplastische Einleger in Kombination mit Spritzgießen / Tailored thermoplastic composite inserts for hybrid moulding Peter Boer, Cato Composite Innovations

 

– Kosteneffiziente Herstellung integraler CFK Strukturen mittels thermoplastischem Diffusionsschweißen / Cost-effective manufacturing of integrated thermoset CFRP designs based on thermoplastic diffusion Dr. Frank Weiland, Airbus Helicopters Deutschland GmbH

 

– Neue thermoplastische Composites Lösungen machen Leichtbau im Automobil möglich / New thermoplastic composite solutions to make Automotive lightweighting a reality Warden Schijve, Sabic

 

自動車をターゲットにしようという思考回路は、自動車立国ドイツと日本は似たような考え方のようです。

 

 

そしてもう一つの傾向として忘れてはいけないのは、

 

「リサイクル」

 

に関する発表が多くなってきているということです。

 

 

以前にリサイクル関連で書いた記事でも述べたことがありますが、日本はFRPリサイクルに関しては比較的進んでいる国の一つです。

 

 

環境問題に敏感なヨーロッパ、特にドイツで似たような話が出てきているということは自然のことなのかもしれません。

 

 

 

早く、安く成形することで自動車にFRPを載せていこう、というだけではなく、大量に使われた場合に廃棄材の活用方法、処理方法を考えよう、ということを早い段階から考えておくことはとても重要です。

 

 

そしてこのようなリサイクル事業というのは、将来的にニーズの一つとして出てくることは確実です。

 

リサイクル事業はビジネス的に成立させることは難しいと言われていますが、環境問題が懸念されれば国が補助金を出す、という今の日本の家電のようなシステムが構築される可能性もあります。

 

 

そして何より次世代の方々に対して、維持可能な環境システムを受け渡すという意味でもFRPのリサイクル事業については早い段階で取り組むことが重要ではないかと考えます。

 

 

今回の国際会議で具体的にどのような発表がなされるのか、注目です。

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