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ナイロン製の 易変形フィルム

2015-11-20

フランスの Stevik という企業から、 SK2VF200-2 という易変形のナイロンフィルムが発売されました。

 

Stevikの企業HPは以下のところです。

http://en.stevik.fr

 

50μmと75μmの2つのラインナップがあり、それぞれ600mmと8000mmの幅を有するとのこと。

http://en.stevik.fr/files/share/new_range_of_vacuum_film_sk2vf200_2.pdf

 

どうやら最も大きいもので16000mmもの長福製品もあるようとのことです。これはさすがにカスタマイズのようですが、これだけのサイズのものをバックするというのは勇気がいりそうです。

http://en.stevik.fr/files/share/you_need_xl_nylon_vacuum_films_width_eng.pdf

 

もしリークなどで失敗すると大量の素材が無駄になるのはもちろん、副資材の多くを捨てなくてはいけなくなってしまいます。

 

また、フィルムの形態も下図に示すようにいくつかの頃なる種類のものがあります。

sheet_variation

( The image above is referred from http://en.stevik.fr/files/share/new_range_of_vacuum_film_sk2vf200_2.pdf )

フィルムの形態としては一般的なSHT、片側が閉じられているCF、筒状のLFT、筒状だが厚み方向に変形量の大きいまちをもつLGTなど、比較的種類が多いというのが印象です。筒状のCFのような形態のバックフィルムは全面を同時に押し付けることが可能になるため、二次成型や接着などに活用できます。同じような原理でCFも寸法の大きなものを包む際に、上と下からかぶせて3辺をシーリングするという使い方ができます。

 

 

使用温度も204℃までと比較的高く、多くの用途に用いることができるようです。当然ながら上記のURLにも書いてあるように、変形度合いが大きいためにバック工程が楽、フィルムが破れにくいなどのアドバンテージがあるとのこと。

 

 

この企業の製品には興味があるのですが、HPを見る限りあまり情報が載っていません。

価格に競争力があるなら検討の余地がありますが、そのあたりも含めて不明な点が多いというのが現段階での印象です。

 

例えば、易成形フィルムと書かれているにもかかわらず、実際の破断伸びに関する情報が一切掲載されていません。

 

 

ただし、大手企業だけではなく中小企業やベンチャー企業の製品を検討するというのは、素材だけではなく、副資材にとっても同様に重要な考え方で、情報収集の上、供給安定性の向上の観点から採用を考えるという姿勢も必要でしょう。

成熟しきれていない業界だからこそ、このような柔軟な対応が必要なのかもしれません。

 


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