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スティッチレス の Ilium Composites の RTM 向けガラス繊維マット

2015-05-08

スティッチングもバインダーも使用しない、RTM 向けガラス繊維マットの紹介です。


配管や建築資材といったものに加え、
公園の遊具やプールの滑り台といったある程度の耐久性が求められ、
かつ着色や柔軟な形状が求められるものなどに GFRP は使われています。


この GFRP を ランダム配向のマット材を用いて RTM 成形しようとする場合に使われる基材が Ilium Composites から iSpring という名前で発売されています。

http://iliumcomposites.com/products/view/iflex.html


このマットの構成は、表裏がガラス短繊維マット、中間層にコアとしてポリエステルを用いる3層構造です。


ポリエステルのコアの重量、ガラス繊維の目付量などは柔軟性を持って対応できるとのことです。

 

また、耐火性のガラス繊維マット基材である iSpring FR という製品も販売しています。この場合のポリエステル繊維は Reichhiold 社製のものを用いており、 French standard NFF16101 の要求も満たしていると述べられています。

http://iliumcomposites.com/products/view/ispring-fr.html

 

 

この Ilium composites というのは バーレーン に拠点を置く、2010年創業の新しい会社です。

http://iliumcomposites.com/about.html

 

新しい会社故、当然ながら商品には差別化を試みています。

その一つが、上記で紹介したように iSpringは スティッチングレス かつ バインダーレス であること。

詳細は述べられていませんが、 樹脂の硬化や流れ、そして機械特性や外観に影響を与えない Low Melt Fiber が含まれており、これがスティッチングやバインダーの役割を果たしているようです。


スティッチングやバインダーが無いため、形状や重量の調整が容易であり、成形外観も良好とのことです。

 

繊維も50~200mmの長さのものが使われていることから、
機械特性もそれなりに高いということが期待されます。

 

 

今回紹介した素材を用いた FRP は形状が作りやすいというメリットがあるだけでなく、
基材の厚みが確保され、かつ繊維の配向がランダムであるため軽量化以外の「機能性」が発揮されることが期待されます。

 

詳細は別途紹介しますが、軽量化、低コストといった観点以外の付加価値をどこに見出すことができるのか。

 

このような戦略がFRP業界で利益を上げるのにとても重要です。

 

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