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弾性を有する離型フィルム FlexPlas

2015-03-12

FRPを形状を有する構造物へ成形する時において必ず使用するのが、離型剤。


この離型剤の概念に新しいコンセプトである、離型弾性フィルム FlexPlas の紹介です。


FlexPlas は Fraunhofer Institute for Manufacturing Technology and Advaned Materials (IFAM)が開発したと発表され、JEC 2015にも展示をするようです。

弾性フィルムである FlexPlas は型からの脱着が容易であるだけでなく、300%の伸度も有しているため型への形状追従性が高く、離型後すぐに離型フィルムを再利用した状態ですぐに次の成形を継続できるとのことです。

 

通常、成形毎に離型剤を塗布しなくてはいけない通常の離型剤と異なり、
型が離型された状態を保持できるため、成形速度の向上に貢献できるといわれています。


加えてシリコン系やフッ素系の離型剤を毎回型の表面に塗布することは、
FRP成形物にこれらの物質が混入することにつながることから、
FlexPlas の適用はこの混入リスクを事実上ゼロにすることが可能となります。


事実上の離型剤使用量の低下による工程コスト低減(70%削減試算)、溶剤を用いない親環境性が達成されるとのことです。


さらにこの FlexPlas はゲルコーティング材として表面に塗布するという適用法もあります。


耐久性に関連する文言はありませんが、このコーティング材を表面に適用することで恒久的な離型処理が施されることとなります。

 

FRP成形においてタクトタイム短縮や作業性向上にとても重要な要素の一つである離型技術。

 

今後も動向から目が離せませんね。

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