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燃料電池向け、水素保管用のcomposite tankの研究

2014-10-11

FRPコンサルタントの吉田です。

 

輸送業界で最も注目されている環境技術といえば、燃料電池車。

 

水素と大気中の酸素で水を出すという反応で電気を起こすという、この考えは19世紀初頭にイギリスで考案されたようです。

 

それが、ここ10年でようやく実用化されつつあります。

 

が、水素は保管が難しいというのは有名な話。

 

 

金属容器(鋼材)で水素を保管しようとすると水素脆化というものが起こり腐食が進みます。

 


そういうのもあって、樹脂やcompositeというものが保管容器として注目されてきているのでしょう。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、イギリスにあるTechnology Strategy Board (TSB)という水素保管用composite tankの研究プロジェクトで、R-Tech Materialsという企業が材料評価(特に欠陥の影響)を、TWIが材料研究を、Pancomがアコースティックエミッション(AE)を、Arcola Energyは燃料電池技術をになうとのことです。

 

 

この中でAEは重要な取り組みであると考えます。

 


AEというのは歪ゲージでは捕らえきれない初期破壊を「音」としてとらえる技術。

 

最近は橋のモニタリングにも使われたりしています。

 


水素がもれるというのは、爆発リスクという観点から絶対に避けるべきこと。


そのために、長期使用中のタンクのモニタリングが必要と考えたのかもしれません。

 

 


compositeはその複雑な材料形態ゆえ、特に初期破壊を予測することが難しく、常にモニタリングする必要があります。

 


compositeに対して軽い、強いというメリットだけでなく、最終破壊につながる初期破壊を早い段階で検知する、という安全に関する試みが今後需要として高まると予想されます。

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